476 : 日出づる処の名無し : 2008/04/12(土) 19:04:38 ID:k0l2SToe
中日新聞朝刊2面

記者発

「KY」はどちらなのか」

 「党内の空気を読めていない」−。日銀副総裁に渡辺博史前財務省財務官を
充てる人事案をめぐって民主党が混乱した際、党所属議員の多くが小沢一郎
代表をこう評した。党内は容認論が支配的なのに、不同意を強硬に主張するのは
「KY(空気が読めない)」だと。
 人事案は九日の参院本会議で不同意となり、小沢氏は記者会見で、民主党が
掲げる「官僚支配打破」の原則に照らして、当然の結論だと強調した。
 結果から言えば、小沢氏が「KY」だったのではなく、所属議員の大半が自ら
選んだ党首の考えを理解していなかった。真意をいち早く察知していたのは山岡
賢次国対委員長ら一握りだけだった。
 今回は「たかが副総裁人事」(中堅)だから、ほとんどの議員が「大人の対応」
(前原誠司副代表)で小沢氏に従った。しかし、より要な政治課題で、こんな
意思疎通の欠如があれば、深刻な事態になりかねない。
 実際、小沢氏は昨年十一月、独断で福田首相と合意した自民党との大連立を
民主党役員会に拒否され、辞任騒動を引き起こした。民主党の体質は、この時と
まったく変わっていないのではないか。
 小沢氏は、白身の考えを丁寧に説明するのは得意でもなければ、好きでもない。
そのことと、カリスマ性は裏表の関係だ。政権獲得のために、そういう党首を
頂いている以上、所属議員の側にも小沢氏と向き合う努力が必要だ。(竹内洋一)

【俺達】小沢民主党研究第178弾【小沢族】 * c

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