山田洋行がらみで政府を追いつめていたと思ったら急旋回してきました。
民主党の小沢一郎代表の事務所は23日、元専務が守屋武昌・前防衛事務次官をゴルフ接待していた軍需専門商社「山田洋行」から受け取っていた政治献金計600万円を、同社に返還したことを明らかにした。
事務所によると、小沢氏の資金管理団体「陸山会」や、小沢氏が代表をつとめる政党支部は、同社から95~06年に毎年50万円ずつ、献金を受けていたという。事務所は「山田洋行と特別なかかわり合いはないが、誤解を避けるためにお返しすることにした」としている。
asahi.com:山田洋行、小沢・民主代表に600万円献金 すでに返還 – 政治
田村秀昭元参院議員(75)=7月に政界引退=が代表の政党支部が平成18年までの5年間に開いた政治資金パーティーに、防衛専門商社「山田洋行」(東京都港区)が計360万円を支出していたことが1日、同社の内部調査でわかった。同一法人から20万円を超えるパーティー収入があった場合は法人名などを報告する義務があり、このうち300万円はこれに該当するとみられるが、支部側の政治資金収支報告書には記載がなく、政治資金規正法に抵触する可能性がある。
田村元議員をめぐっては、現役空将時代の昭和61~62年ごろ、山田洋行に宿泊・テニスの費用を丸抱えされていたことが判明しているが、政界進出後も資金提供が続いていた可能性が浮上。制服組OB議員と空自機エンジン納入などで急成長した専門商社の不透明な関係が浮き彫りとなった。
山田洋行の支出記録によると、毎年1、2回開催された田村元議員の政治資金パーティー「田村秀昭政経セミナー」への寄付金として、同社は過去5年間に6回で計360万円を支出していた。
田村元議員、山田洋行からの献金300万円が未記載 (1/2ページ) – MSN産経ニュース
田村元議員に宿泊テニス費負担 山田洋行元専務 (1/2ページ) – MSN産経ニュース
田村秀昭元議員は新進党から民主党まで小沢一郎を支えた側近。
もう民主党関連のニュースを見るだけで腹が立ってくる。
流れは次の記事がわかりやすい。ゲンダイというのを念頭に。
防衛省の腐敗、隠蔽、タカリ体質は底なしだが、防衛利権に群がっていた政治家は、与野党とも相当数に上りそうだ。
守屋武昌前防衛事務次官の証人喚問が29日に決定したが、与党は「山田洋行と小沢一郎の関係はどうなんだ」などと牽制している。小沢は「山田洋行」から600万円の政治献金を受けていたことが発覚し慌てて全額を返金したが、確かに同社との結び付きは浅くない。
山田洋行は、親会社の弥生不動産が不良債権で四苦八苦していた93年頃から急激な成長を遂げている。当時は、細川連立政権の時代。急成長の背景に小沢の「陰の力」がささやかれたものだ。
「93年度に海自が米製ホーバークラフト1隻(503億円=輸送艦込み)を購入した際、納入業者が三井造船から山田洋行に“逆転”した。これにより山田洋行は防衛庁から66億円の輸入契約料を得ている。また、総額2200億円の空中早期警戒管制機(AWACS)のエンジン輸入でも、実績のある極東貿易が代理店から外れ、山田洋行に移るなど二転三転した。当時は、航空自衛隊出身の田村秀昭元参院議員(当時=新生党)が自衛隊の装備購入に絶大な影響力を発揮していた。田村氏は、小沢の側近中の側近でした」(防衛省関係者)
AWACSの問題では、小沢の天敵の野中広務元官房長官が、93年10月の衆院予算委で「購入の決定に政治家が関与していないか」と細川首相や中西啓介防衛長官を執拗に責め立てた。
「防衛利権は、旧田中派の金丸信氏がガッチリ握っていたが、金丸氏は92年の東京佐川急便事件で失脚し、小沢が利権を引き継いだ時期があるのです。その後、再び自民党が巻き返す。魑魅魍魎の世界です」(事情通)
92年度に140億円だった山田洋行の年商は、07年度は351億円にまで膨らんでいる。その裏でオイシイ思いをした政治家はいっぱいいる。
与党が牽制する小沢一郎と山田洋行の浅からぬ関係(日刊ゲンダイ) – Yahoo!ニュース
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