前のエントリに関連して、ちょこちょこいろんなPCのスペック見るためにいろんな企業のサイトを見てるわけだが、使いやすいサイトと使いにくいサイトがはっきり分かれるね。
主に見てみたサイトはPCベンダーの
NEC,Dell,HP/Compaq,Sony,Sotec,Panasonic
あたり。
評価ポイントとしては、

1.目的の製品のページに到達するまでの速度
2.ナビゲーションのわかりやすさ
3.サイト内検索
4.製品ページの見易さ

見る基準としては、

欲しい商品の型番は分かっている。
商品の詳細スペックが知りたい。
基本的に検索エンジンは使用しない。

ちょっと特殊なパターンではある。


一概に言えるのは商品の一覧を文字で出しているサイトの少なさ。
リンクと製品名だけが文字で並んでいればページ内検索で一瞬で飛べるのに、一覧がないもしくは文字情報が少なすぎて検索できないってサイトが多い。
これは一般コンシューマー向けのサイトとしては、できるだけ画像を多くして煌びやかに見せることが販売向上に繋がるってのも分からなくないからアレだけど、手間からすればあってもいいページだと思う。
あとは変なカテゴライズされてるが故に使いづらくなってるケースが多い。
たとえばDellのPrecisionワークステーションあたりだと、個人ユースとして十分耐えれるマシンでありながら、製品ページに到達するためには企業ユーザー向けのページから入らなければならない。そんなに個人に売りたくないのかと。
筐体のサイズからカテゴライズされてるのもある意味困る。
IBMのInteliStationみたいにひとつのモデルの中に複数の筐体がラインナップされてるようなものだと、製品番号から筐体を予想できないので、どっちのページを見ればいいのか困ることになる。
全体的にPCのことをほとんど知らないユーザー向けに作ってるような感じがする。
まぁ。間違ってはないんだけどね。
2のナビゲーションについてはほとんどのページが及第点かと。
大体のページがページ上部に
「トップページ>(カテゴリ)>製品>スペック」
みたいなナビゲーションがあるんでそれで移動経路のさかのぼりがやりやすい。
つかこの手法って結構広まってきたのね。いいことだ。
3.については極めて絶望的。
商品の型番から商品の検索ができるようなサイトはSony以外見当たらない。
HPは見つかってもドライバのダウンロードぐらいしかヒットしないのが惜しい。
そのほかについては検索ページすら見当たらない。
どうなのよソレは。
これがあるだけでサイトが何倍も使いやすくなると思うんだがどうか。
4.については好みもあるけど、製品の概要と詳細を分けるってのがトレンドか。
概ね悪くない。
しかしながら詳細を知ろうとするとPDFでしか見れないってのも散見した。
HP、IBMあたりか。
正直言ってこれはいくらなんでもどうかと思う。
製品カタログの元データをそのままPDFにしました見たいなのは体裁は良くても激しく見づらい。
ユーザビリティという観念からすると一連のナビゲーションの中で突然操作方法が変わるというのは極めてよろしくないかと。
つーかWeb上でPDFを公開することにユーザーがどれほどのメリットを受けるのかと。
はっきり言ってこれは邪魔だと思う。
あとありえねぇと思うのが、新製品ラインナップから外れたとたんに製品ページから消してしまうサイト。Dellとか。
そりゃ新品の販売は無くても情報としての需要は高いだろと。
ある製品が欲しくて、そこに付くメモリーの規格とかAGPの有無や速度、PCIベイの空き具合とか調べようとしても、こういうサイトだとそもそもそれができねぇ。ナメンナ。
まぁ中古の販売にメーカーはメリットを受けることが無くても消すこたねーだろと。
公式ページがGeocitiesとかにあるとかでもあるまい。
これはかなり萎える。


普段、検索がメインのサイトを作っているとこんなことを考えてるんだよという雑文。
もうちょい使いやすくなってくれるといいんだけどなぁ。