新党日本(笑)
さて。選挙関連情報をつらつらと。
1.田中長野県知事が新党日本を結党
2.マニフェスト出揃う
3.ホリエモンvs亀井静香
4.民主党のシャドウボクシング劇場
5.その他気になったニュース
こんなとこで。
1.田中長野県知事が新党日本を結党
結党記者会見でのあまりの寒いパフォーマンスでいきなり香ばしい匂いを振りまいてる新党日本、通称「新日」なわけですが。(断じて日本と略しちゃいけません)
メディア方面からも寒々しい状況が伝わって来ています。
歯切れの悪さばかりが目立った。田中代表は浴びせられる質問に真正面から答えようとせず、報道陣から「会見時間が短い」「質問に答えてない」と責め続けられた。
小林前議員も同様。「自民党への復党はあるのか?」という質問を浴びると「ずっと自民党でやってきた。今回も(東京)10区から出るつもりだったけども、訳の分からない扱いを受けた。今の(政策)は薄っぺら。言葉だけの改革だ」と小泉政権への恨み節を繰り返すのみ。何度も同じ質問が繰り返されると、ついにダンマリをきめ込み、慌てた田中代表がマイクを握り、“無関係”な答えを繰り返すというあんばいだった。
デイリースポーツonline
まぁデイリーなんでアレですが。
しかし反小泉とされる国民新党、略して「新国」(断じて国民と略してh(ry )と「新日」の面々は「小泉憎し」が強すぎて政策何とかよりも怨み節ばっかり量産しているように見えます。
まぁ、それはそれで好きになさったら良いと思うんですがいい加減食傷気味です。
さて、そんな「新日」ですが早速Webページができてました。
政党日本(URL http://love-nippon.com)
( ´_ゝ`) ラブニッポン.com・・・。
いやいや。
いやいや。
えーと・・・とりあえずロゴページのURLが「ROGO.htm」ってのはどうにかした方がいいですよ。
あと白黒のロゴは・・・なんつーか・・・葬式っぽいいやいや。
つーか政策ページは?
さて、そんな「新日」に参加した反対派の旗首、小林興起前議員。
地元の反応が微妙なことになってきています。
数日前に小林さんから「新党を作るつもりだ」と打ち明けられたという後援会幹部は、「自分から自民党を出てはダメだと言ったのに」と苦々しげ。党の方針に反して小林さん支援を公言していた自民党区議も、「私は党員。世話になった義理はあるが、他党の候補では応援は難しい……」と落胆する。
田中知事は、民主党が2003年の前回衆院選で掲げた「菅内閣」に地方主権担当大臣として名を連ねたこともある。地元自民党幹部は「なぜ民主党を応援していた田中知事と組んだのか、理解できない。小林さんは石原都知事と近かったが、これで応援はないな」と、新党の「顔」への違和感を隠さない。
小池さんの支援を決めていた自民党豊島総支部長の田沢智治元法相(72)は、「(小林さんは)これまで党のために尽力してくれただけに残念だが、組織としてはすっきりした形で小池さんを応援できる」と逆にふっ切れた様子だった。
新党「日本」 困惑広がる地元 : 総選挙2005 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
地元の支持者から思いっきりそっぽ向かれてます。
まぁあれだけ民主色の強い田中県知事を党首にした以上織り込み済みなんでしょうけど、自民党公認が得られない、地元の支持者の強力が得られないでどうやって選挙戦を戦うつもりなんでしょうか。
田中党首の奇策に期待したいところです。
田中党首といえば新党結成後、各党にあいさつ周りということで自民党を訪れ
田中知事はテレビ出演後、あいさつ回りのため、各党本部へ向かったが、自民党本部では、武部幹事長が報道各社のインタビュー中で、世耕弘成・広報本部長代理が応対した。
田中知事は「あいさつに行くのもしきたりで、あいさつを受けてもらえるのもしきたりだと聞いている」と、記者団に対し武部氏の対応に不満を示したが、自民党職員は「アポなしでくるんですもの、対応できませんよ」と苦い表情だった。
@nifty:NEWS@nifty:新党日本が始動、田中知事を前面に各党あいさつ(読売新聞)
と、党幹部に会えなかった事に不満を漏らしてます。
アポ無しで行ったのに。
なんかいきなり微妙な世間知らず感が漂ってます。
そういえば「新日」に加盟した荒井広幸参議院議員も自民党を離党するときに
郵政民営化法案に反対した自民党の荒井広幸参院議員は19日午後、自民党本部で武部勤幹事長に離党届を提出した。荒井氏はこの後、記者団に「今の小泉自民党では国民の負託に応えられない。自由と民主なき自由民主党だ」と語った。綿貫民輔元衆院議長らが結成した国民新党への合流については「いまは離党だけで手いっぱいです」と述べるにとどめた。
これに先立ち、荒井氏は、小泉首相に直接、離党届を手渡したいとして首相官邸を訪ねたが、首相への面会は断られた。
asahi.com: 荒井広幸氏が離党届 「自由と民主なき自由民主党だ」 – 2005総選挙特集
と、こちらもアポ無し訪問で面会を断られてます。
えーっと・・・電波少年?
さてさて。「新日」の未来やいかに。
2.マニフェスト出揃う
民主党に続いて各党のマニフェストが出そろいました。(新日と新国は知らん)
自民党 政権公約2005
民主党 マニフェスト
共産党 総選挙にあたっての訴えと7つの重点公約
社民党総選挙政策2005
<チラシの裏>
政策以前にマニフェストをわざわざPDFやFlashにするのはやめてください。
激しく見る気が無くなります。>自民、民主
</チラシの裏>
さて、個別の政策は別にエントリで起こすとして大まかな指向を分類すると
小さな政府:自民党
大きな政府:民主党、共産党、社民党
と見れそうです。
民主党は小さな政府を自称しているようですが、政策の中身を見る限り大きな政府に向かいそうな感じがしたので、大きな政府に分類しています。
ざっと流し読みした印象では、自民党は今までの公約通りとして
民主党:
郵政民営化反対、外交、防衛はアジア(中韓)重視 日米安保保持、憲法改正推進、社会保障は社民党とそっくり。
社民党:
郵政民営化反対、外交、防衛は反米親亜、憲法改正反対、社会保障は民主党t(ry
共産党:
郵政民営化反対、外交、防衛は独自の野党外交 日米安保破棄、憲法改正反対、社会保障は雇用関係を重視か
こんな感じでしょうか。
社民党と民主党の政策が防衛政策を除いて驚く程一致してるのが当然のような驚いたような。
共産党は・・・野党らしい感じ。うん。
じっくり見てそれぞれにエントリを立てる予定ですので、とりあえず初感ってとこで。
3.ホリエモンvs亀井静香
日曜日の報道番組からこの組み合わせが結構見られました。
「山の中の郵便局がなくなる」「おかしいんじゃないですか。それは言い過ぎですよ」。衆院広島6区から出馬を表明した国民新党の亀井静香・元自民党政調会長(68)とライブドア社長堀江貴文氏(32)が二十日午前、民放のテレビ番組で争点の郵政民営化について激論を交わした。
広島県三次市の事務所から出演した亀井氏は「おじいちゃん、おばあちゃんをいじめることが改革なのか」と郵政民営化関連法案を批判。
堀江氏は同県福山市のスタジオから「なくなることはない。コンビニで代替できる」と応酬した。
中国新聞 スポットニュース
報道2001とあと何回かこの組み合わせを見た感じでは、郵政民営化に関する議論に関して理論で押しまくるホリエモン優位で、亀井前議員は情に訴えたり泣き落ししたりと防戦一方な感じでした。
ただ、何回かホリエモンが亀井議員やコメンテーターの質問を「くだらない質問しないで下さい」見たいな感じで返答拒否する場面が見られ、それはどうなのよ?と思ったのも事実。
政治家になったらある程度下らない質問であっても、それなりに回答しなきゃならん場合ってのはあるわけで、そういう態度をメディア上で見せてしまうことは選挙戦略上どうなんだろうなぁと。
まぁ、彼らしいわけですが(笑)
4.民主党のシャドウボクシング劇場
今日も今日とて民主党はシャドウボクシングに余念がありません。
” 郵政民営化ばかりがクローズアップされ、民主党が「埋没」していませんか。
◆郵政が重要な争点とは必ずしも思ってないが、自民党が唯一の争点と言う以上、こちらの考えを示す必要がある。ただ、もう潮目は変わった。やはり衆院選は日本の行く末を決める大事な選挙。郵政だけで判断する人は少ない。小泉(純一郎首相)さんがいくら小さな土俵を作りたくても、国民には大きな土俵で判断してもらえる。手応えはある。街頭演説後の握手は、選挙戦終盤のような熱気だ。(世論調査の)数字にまだ出てこないのが残念だが。
MSN-Mainichi INTERACTIVE 選挙 党首に聞く:潮目に変化、手応え感じる 岡田民主党代表
「自民党が唯一の争点と言う以上、こちらの考えを示す必要がある。」
いや、それを国会で対案の形で出すのが野党の仕事じゃないのかと。
”「政権を取れなかったら代表を辞める」と退路を断ちましたね。
◆昨年9月の党大会でも「政権交代が私の唯一最大の責任」と言った。リーダーは目標を示して達成できなければ責任を取るのが当然だ。私は政権交代可能な政治を作るために(93年の自民離党後)12年間やってきた。私の最大の目的はこの党を作ることで、自分が首相になることではない。
・・・。
第2次 岡田『次の内閣』全体構成名簿
ネクスト総理大臣 岡田克也
Σ( ,,゚Д゚) !?!?!?!?
えーっと・・・。
なんというかさすがでございます。
5.その他気になったニュース
郵政民営化法案に反対し、小泉首相の政治手法に批判的な自民党参院議員らによる「勉強会」が24日に立ち上げられることになった。与党は9月11日投開票の総選挙で過半数を取れば、特別国会に郵政法案を再提出する方針だが、勉強会参加者の一部は参院での再否決を目指している。このため、党執行部は「反党行為だ」などと勉強会の広がりを警戒している。
asahi.com: 参院自民の「反小泉派」、勉強会を24日発足 – 2005総選挙
自民党の郵政民営化反対派議員が何やら動き始めてます。
これに対して党執行部がどういう動きを見せるかが注目されます。
なんとなくですが、郵政法案再否決で参議院の反対派の除名処分と、民主党賛成派の取り込みへの動きが加速するような気がします。
その結果起こるのは自民党+民主党賛成派勢力と、新日、新国、民主反対派、社民党の旧社会党系の2大政党化でしょうか。
そうなってくれると分かりやすくていいんですが。
さてさて。明日はどんなニュースがとびこんで来るか。
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