巨頭会談 ビート たけし (著)

目次
おかげで打たれ強くなったよ(小泉純一郎)
世界で勝つには“自分流”(青木功)
「鬼平」と「仕掛人」が好きなんです(原田明夫)
時に「魔が差す」こともある(羽生善治)
長嶋よりワシのほうがエライで(金田正一)
核武装の期待と狙い(竹河内捷次)
「酒、たばこ、女」は厳禁!?(ファイティング原田)
私も昔は差別者でした(組坂繁之)
負けろと言われるうちが花(北の湖敏満)
もしもオイラが告知されたら(垣添忠生)

むう。


この中で読みたかったのは小泉首相と 部落解放同盟中央本部執行委員長 組坂繁之氏との対談。
小泉首相との対談では要所要所に軽口を挟みながらもちらりちらりと本音を聞き出している感じ。
内容的にはちょっと期待外れかも。
まぁ、対談中にも話してるように「下手な事は言わない」という気持ちがあるがゆえのことで仕方無いと言えば仕方無いんだけど。
組坂氏との対談は・・・うーん難しい。
氏の考える「差別」みたいなものの片鱗を知ることは出来る。
部落解放同盟の(おおまかな)考え方も知ることが出来る。
(当り前だけど)部落だ何だと言ってもやっぱり同じ人間だってのも再確認できる。
ただ、軽口が多すぎて本質や本音までたどり着いていない気がする。
期待が大きすぎたのかも知れないけど。
自衛隊統合幕僚会議議長の竹河内捷次氏との軍事話や、国立がんセンターの垣添忠生氏との現代がん医療の話など面白い話やひざを打つような話も多い。
決して読んで損をする本じゃないけど欲を言えばもっと濃い対談であってほしかった。