北朝鮮、というか金正日の狙いは自分の目の黒いうちに金正哲に世襲を果たすことなんじゃないんでしょうかね。
よく知られているように共産主義と世襲ってのは相反するもんで、金正日がトップに立った前回の世襲のときも当時の共産主義国のソビエト連邦や東ドイツが非難し、国際的(とはいえ共産主義国家間)で金正日が国家元首と認められるまで少なからずゴタゴタしてたような覚えがあります。
当時の中国は対自由主義前線としての北朝鮮の地政学的価値から擁護の立場を取りましたが、昨今の部分的な自由化などから北の次の世代交代に擁護の立場を取るという観測は極めて難しい情勢になっています。
そんな中、金正日自身の健康悪化などが伝えられているようにそろそろ次へのバトンタッチを考えざるを得ない状況にあって、中国からも非難されかねない世襲をスムーズに行うのは通常では難しいと考えざるを得ません。
かといって、北朝鮮の国民が納得するような次世代の指導者が金一族以外に見つからないというのが現状でしょう。
そう考えるとやはり次代の指導者は金一族というか金正哲以外に無いということになり、それは世襲を中国、ロシアが納得する形で行わなければ北朝鮮の国体維持が難しくなるという事を必然的に意味するわけです。
しかしながら前述した通り前回擁護の立場をとった中国も今回は非難することは想像に難くないわけで、んじゃどうすればいいんだという話になるわけで。
そこでここ数年の金正日の行ってきた様々な行いがあるんじゃないかと。
つまり、金正日自身が無法者、悪人のイメージを積極的に負い国際的な危機感を煽ることで、逆に金正日自身の引退を金正哲への世襲のバーターとして使おうとしてるんじゃないんかなと。
仮にそこで非難があがっても核の廃棄やNPT再加盟、偽ドル製造の放棄などを通じてポイントを稼ぐことが可能ですので結果オーライな形で禅譲が出来ると。
そうなると国内をどう治めるかというところが問題になるわけですが・・・うーん金正日の院政なんかでうまいことするんでしょうか。よーわかりませんが。つかこの辺が俺の限界ですw
まーそんなとこじゃねーかいね、と思うわけでした。
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