昨日の本会議採決の欠席は、まさしく党執行部による重大な決意の所産である。
私も国対副委員長として、その重大決定の責任の一端を担っているから決して他人事ではない。これまでは、私はつねに国対手法や国対判断を批判してきた。今回は、そんな単純な立場ではない。ただし、「副委員長」といっても20名ほどの2”3期生議員の一人であり、私独りの抵抗でこの重大決定が覆るわけでもないが。
野党の論理はこうだ。
「100時間超の審議を尽くした」との与党の主張には意味がない。
(中略)
だから、1”2ヶ月の遅れはどうということではない。すべては、子供たちのため、国家百年の大計たる教育の将来を見据えた英断を!
この論理にどれだけ説得力を感じていただけるかわからない。
しかも、審議復帰の目処は立っていない。すなわち出口戦略は見えない。イラク戦争に突っ込んでいったブッシュ政権に喩えるのは、不謹慎か。
厳然たる共通項は、イラク戦争開戦を決断したブッシュ大統領に向かってパウエル国務長官が放った次の言葉だろう。「You broke it, you own it」(あなたが壊したんだから、あなたが責任を持つのですぞ!)
本件では、主語は「We」、つまり私たち民主党だ。

長島昭久 WeBLOG 『翔ぶが如く』 重大な決断

いいこと言った。
これは理解できる。

教育基本法が、与党の単独採決で、衆議院を通過しました。
 しかし、今の日本は、毎日、いじめによる子供の自殺、いじめを防げなかった学校長の自殺、履修単位不足の責任を感じた高校長の自殺などが後を絶たず、年間3万人が自殺する国となりました。
(中略)
 「教育」と「政治」のおかしな事を正すために全力で取り組みたいと思います。
藤田幸久 Blog:いじめ、ウソ、やらせの教育と政治:藤田幸久

ではまず審議に出席してください。
理解がまったくできない。

まるで与党だけで国会をやっているような、いまの状況は本当におかしい。しかし、ここでがっくり落ち込んでいたら、向こうはかさにかかってあらゆる法案を通そうとするはず。私の質問を皮切りに火がついた「核議論」問題だが、沖縄では少し異なったニュアンスで受け取られているようだ。日本の核武装は、沖縄の核武装ということではないか――そう懸念する声が、はるか沖縄から聞こえてくる。沖縄県民の未来が決まろうとしているいま、閣僚や自民党三役が「次にくる社会はこうなるぞ」と送り続けるメッセージに、不安を覚える人びとは多い。
国会の内外で、私たちにできることはたくさんある。いまも暗い中を、国会の前で「教育基本法改悪反対!」とさけぶ大勢の人びとの声が聞こえてくる。平和を願う人びとと連帯してこの逆風に立ち向かっていきたい。そのために私は今日も日本中を駆け回っている。多くの人びとの苦闘や犠牲の上に積み重ねられてきたこの平和は、一度手放したら取り返すのはそう容易ではないのだから。
教育基本法「改悪」法案が衆院通過――与党だけで回すおかしな国会状況: 辻元清美ブログ: つじともWEB

ヒント:
社民党衆議院議員 7人
自民党衆議院議員 296人
日本は民主主義国家